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  • 執筆者の写真田中

通信制高校にある多様性

更新日:2023年12月1日


私は教員としての最初の2年間を、 全日型の通信制高校で過ごしました。 不登校を経験したことのある生徒が 全体の半分を超える学校で生徒や保護者と一緒に、様々な心の問題、家族の問題に向き合ってきました。 そんな学校の環境で強く感じたのは 強烈な「多様性」が存在するということです。 たいていの学校では 入試によって同偏差値帯の集団形成が成されます。 しかし、通信制高校では学習障害と呼ばれる (この呼び方、私はあまり好きではりません。) レベルの学力帯の生徒から TOEICで900点近くとれる生徒まで 幅広い学力帯の生徒達で集団形成されます。 公立の小学校に近い環境です。 かけ算の計算は上手くできないけど、 何事にも一生懸命で気持ちの優しい生徒や 勉強やスポーツは得意だけど、 人付き合いが極端に不得意な生徒など  一人一人が本当に多種多様で 色々なタイプの生徒に溢れています。 そんな環境では 「普通」の感覚が、他の学校に比べて 良い意味でズレていきます。 自然とお互いが 「こんな人もいるんだな」と感じ合い 「普通と違う」ことへのコンプレックスや違和感が薄れていく。 そうなるといじめも自然と起こらなくなり、 なんでも受け入れる集団が形成されていきます。 最近では、「多様性」の必要性が 叫ばれるようになってきていますが 色んな生徒が集まる通信制高校では 自然とこの力が培われていく傾向にあるのだと思います。

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