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  • 執筆者の写真田中

小論文の書き方とは何か

更新日:2023年8月31日


小論文という言葉、

私は昔からなんだこれは?

という思いを抱き続けています。


一般的には、作文と論文の間のもの

というような説明をされます。

論文のように、引用はしないし、

章立てた構成にはしないけれど

論理的に書く。

作文のように自身の考えや思いを示す。


といったところでしょうか。

非常に中途半端な印象を持ちます。


ちなみに辞書には

「小規模な論文のこと、とりわけ入学試験などで出題される筋道だった論述が求められる問題のこと。」引用元:実用日本語表現辞典

と記されているようです。


入学試験などで使われる問題と説明されているのが

なんとも面白いところだなと思います。


巷には小論文の書き方書が溢れ、

テクニックに寄った説明書が多く存在します。


それも良いとは思うのですが、

模範解答を読んでいると時たま笑えるものに出くわします。


全く思ってもいないことを

テンプレートの上に載せただけのような文

と言いますか、その人間の思考が

全く見えてこない文と出会う。


きっと、こういうところに小論文と呼ばれる所以が

あるのだろうなと感じますが、

まずは何を書きたいか、

そこから真剣に考えてみるべきではないかと思います。


何のために書くのか。

仮に思いや考えを伝える手段として

書くのであれば、思いや考えを膨らませ、

その上で書く。


いざ書いてみると、最初に思っていなかった何かと

出会うことがあります。


手が先に思考をしていると言いますか、

書き始めると勝手に出てくる言葉。


そういった言葉と、最初の思いを

比べ、対話をすると、新たな興味分野が見えてきたり、

自己理解に繋がったり、いろんなものに遭遇します。


この遭遇は、聞き手の私はもちろんのこと、

書き手であり、話し手である生徒にとっても

殆どの場合、おもしろいもので

知る楽しさ、学びの楽しさへと繋がる、

大切なプロセスだと感じています。


テクニック的に受かるための文を書くことも

大切かもしれませんが、他方で、学びの楽しさ、

今後深めていく、人生を通してやっていく

何かを見つける楽しさを

この小論文を通して経験してもらえれば

なと思いながら、日々授業を行っています。


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