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塾からのメッセージ
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2021年4月より、総合型選抜入試向け塾、ways教育ラボをスタートしました。
この塾では、何よりも生徒との「対話」を大切にし、生徒たちのやりたいことや歩むべきキャリアを一緒に考える(伴走する)ことを目指しています。
この「対話」を中心とした塾を作ろうと思ったきっかけに、学校の指導での限界経験があります。現在の高校現場では、探究学習が推進され、多くの高校生たちがオンライン・オフライン含め多くの実体験をするようになりました。しかし、その多くはやりっぱなしで、行った体験を自分の進路に関係づけることが出来ずに学生生活を過ごしています。学校では、振り返りシート等を通して、体験と自分の進路の結びつきを目指しますが、十分ではありません。
学校で過ごす生徒たちに必要なのは徹底的に他者から「問われる体験」です。
就職活動のエントリーシートのように取り繕った自分を書き記して終わるのではなく、「対話」を通して、他者から「あなたは○○に興味があるの?」と問われる体験。
信頼の置ける他者からのこうした問いに対して生徒たちは真剣に答えようとします。
「○○に興味はあるけど、仕事にしようとは思わない」
「学校の授業の中で○○が出てきて知ったが、まだよくわからない」
「どんな風に○○への興味を深めたらよいかわからない」
「○○に興味を持っていたつもりだったが、わからなくなってきた」
「興味を持つってどういうことなんだろうか」
などなど、生徒たちとの「対話」を深めていくと、あらゆる答えが返ってきます。こうした答えに対して教員が寄り添い、また新たな問いや可能性を投げかける。
この繰り返される「対話」の中で、生徒たちは自分のやりたいこと、進むべき進路を決定していきます。
しかし、この「対話」のプロセスを学校の生徒全員に対して行おうとすると、どうしても学校の業務過多な状況から、生徒1人1人に対して満足のいく指導が出来なくなってしまいます。そうした現状に対して日頃から歯がゆさや申し訳無さを抱き、「生徒に対して本当に必要な対話を重視した文章指導を行いたい」と思い、私たちはways教育ラボを設立しました。
私たちの塾では、この対話のプロセスを大切にし、対話によって語られた言葉を大切に拾い集め、総合型選抜入試で求められる志望理由書を生徒と共に仕上げていきます。
そのため、偏差値で進路を決める多くの塾とは異なり、「本当にやりたいことを実現できる場所はどこか、本当の興味はどこにあるのか」といった観点で、進路選択・文章作成のお手伝いをします。
こうしたあらゆる可能性を一緒に考えながら(伴走しながら)進学よりももっと先の将来までを見据えた指導を、今後も行っていきたいと考えています。