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  • 執筆者の写真田中

小論文勉強のコツ オススメ3選

更新日:2023年12月1日


最近の入試を見ていると、

総合型・学校推薦型入試の入学者増加に伴い、

大学が課す課題や、試験内容も複雑化

してきています。


特に最近増えてきたのが

小論文を2次試験に課すケースです。

少し前であれば、志望理由書と面接のみ

という大学が一般的でしたが、

小論文で一定の思考力や文章力が問われるように

なってきています。


私の知り合いの教授達に話を聞いても

「最近の大学生は文章を書けない」

と漏らす方が多い印象です。


教授の立場からすると、

卒業論文の指導があるので

ここで手のかかる学生が年々増えてきている

という実感があるようです。


そういった背景や総合型・学校推薦型の受験者増

といった事情もあってか、

2次試験で小論文が出題されやすくなっています。


そんな小論文対策としてオススメな勉強法、

王道なものがメインにはなりますが

ご紹介したいと思います。



ニュースを読んで書く

「文章を書くのがとにかく苦手」

という人は、始めにニュースを読んで文を書く

練習をすると良いと思います。

感想文で良いので、記事に書かれている事象を短くまとめ、その内容に対して自分の考えを述べていく練習です。


ここでは、文全体の構成や文語特有の言葉遣いを

習得するとともに、自分の考えをまとめる

ことに慣れてもらいます。


また、面接試験でも最近の気になるニュースを

聞かれるケースがあるのでその対策にもなります。


ニュースを読むことで

自分の知らなかったことを知り、

その知らなかったことを通して自分を知る、

進路にも繋がる、といった作用も起こるので、

私が指導を行う際には最初にニュースを使います。


過去問に取り組む

ニュースに対する自分の考えを文章化できる

というレベルになったら

すぐに過去問に取り組むべきです。


なぜかと言うと、

「問いに答える」練習を多くこなすためです。


高校生の書く小論文を見ていると

この「問いに答える」ができずに、わーっと

自分の考えだけを述べてしまう文章をよく見かけます。

自分の意見を述べるのに比べ、

問に応じながら自分の意見を述べる方が

確実に思考力を要します。


対策としては当たり前の話にはなりますが、

自分が受ける大学以外の、同じような学科・学部の小論文の問題に多く触れて、問いに応じた文章を作り上げる練習をするべきです。


その際に、気をつけたいのが大学の傾向です。

データを読んでから答えるタイプ、

長文を読んで要約を作ってから答えるタイプ、

アイデアをとにかく示すタイプ

様々な出題傾向があります。


はじめに徹底的に自分が受ける大学の

小論文の傾向を徹底的に分析してください。

各要素に分けて分析を行い、

その上で、似たような他の大学の過去問に取り組んだり、必要な知識が得られる本を読んだり、

独自の対策をしていくのが効果的です。


そしてこの分析は、小論文対策を行う

最初に取り組んでください。

「1年後、自分が受ける大学ではこんな問題を出す。それに対し、どんな対策をしたらいいか。」

自分で考えることがとても重要です。


論文を通して自分の専門領域を深める

最後に少しマニアックな対策ですが、

論文を読んで文を書く練習をすることも

おすすめしたいと思います。


主に、難易度の高いとされる大学の小論文の問題

に多いのですが、

専門的な内容への意見を問う

問題を出す大学があります。


その手の問題は、大概が

専門的な内容の書かれた本文を読んでから

答える仕組みにはなっているので

本文を読み込めば、全く知識や経験がなくても

答えられるようにはなっています。


しかし、その専門的な本文がクセモノで

それなりの理解力や慣れがないと

読むのが難しく、過去問で数題取り組んだ

だけでは足りないなというものが多い。


他の大学の過去問で

対策するにしても、その手の問題は内容が

専門的になるので似たようなものを探すこと

自体が難しいという事態に陥ります。


そんなときは、過去に出題された試験に出てくる

本の内容を分析し、

似たような内容の論文を読んだ上で

文を書く練習をするのがおすすめです。


この対策の良いところは

論文を読んでいる内に自分の好きな分野を

より深堀りできることです。


おそらく多くの受験生が

自身の興味分野を考えたうえで対策に取り組む

かと思いますが、

こうした自身の興味のある専門内容を知ることで

更に、自分のやりたいこと、学びたいもの

の具体的な中身が見えるようになります。


加えて、好きな内容だと純粋に楽しいので

小論文対策!と意気込まずに取り組める良さも

あります。


そうして専門的な内容を知ることで

志望理由書で大学入学後に学びたいことを

書く際にも、より具体的なイメージを持てる

ようにもなります。


その意味でも、私はこの論文を読んで

小論文を書くというのはとても効果があると

感じています。

今、私が塾で生徒を教えていても

論文の読みやすいところだけを読んでもらって

こちらが出した問に対して

文を書く練習をすることで

めきめきと文章力が上がっていく生徒が多くいます。


単にいろんな大学の過去問を解くよりも

好きなジャンルの専門的な内容を学びながら

書く練習ができるので

普通の小論文的な練習をするよりも楽しいようです。


好きこそものの上手なれ

と言いますが、本当にそうだなと実感します。


以上が小論文対策としてのオススメ勉強法です。

一人で取り組むのが難しいなという人は

塾を使うのもおすすめです。

論文を使った指導などに興味をもっていただけたら是非、私達の塾にも声をかけてもらえたらと思います。


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