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  • 執筆者の写真田中

単位認定型のオンライン留学の普及

更新日:2023年12月1日


コロナ感染拡大によって

海外留学をしたくてもできない学生が

増えています


これまで高校生留学や海外大学への留学を

教員として支援してきた身からすると、

とても残念ですが

状況的に仕方ないのかなと思います。


大学では交換留学ができない代わりに

オンライン留学を代替手段として学生に促す

ところが増えているのですが

そのほとんどが短期の語学留学プログラムで

単位認定されない点がネックになっています。


そんな中、

いくつかの大学では

オンライン留学でも単位を認定する

プログラムを導入し始めていて、

個人的には良い取り組みだなと注目しています。


例えば、追手門学院大学

4月の国際学部の開設に合わせ

「オンライン留学」を正規科目(単位認定科目)

として設定したと打ち出し、ニュースになりました。


追手門学院大学のこのプログラムの凄い所は、

履修できる海外大学の授業が

米国アイビー・リーグのペンシルバニア大学の

もので、数100もの授業から

好きなものを選んで履修できる点です。


追手門学院は中高の探求活動に力を入れている印象が強かったのですが

大学もこうして特色を打ち出し

脱偏差値教育的なところに向かっている所が

素晴らしいなと思いました。


追手門学院大学以外にも

東北大学、立命館大学でも昨年からオンライン留学での単位認定を始めていて

今後もこの単位認定型のオンライン留学が浸透していくのではないかなと思います。


武蔵野大学もグローバル学部では、

全員留学をする仕組みを取り入れたりしていて

海外の大学へ向かう流れが生まれているのは

嬉しい限りです。


日本の大学に行きろくに勉強もしないで

遊びとバイトに明け暮れたり、

就活に長い時間をかけたりするのであれば


海外大学のプログラムを最大限に利用して

学問的な学びに長い時間を割く方が良い

私は考えています。


なので、

海外のように膨大な課題を

こなさなくてはならないタフな環境に

オンラインで少しでも近づこうとするのは

学生達の成長を促すことができて

とても良い取り組みだと思います。


もしかすると

日本全体での認識が

「海外大学の方が勉強できて良いよね」

というものに変わったときに始めて、

日本の教育も大きく変わるのかもしれません。

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