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  • 執筆者の写真田中

一人一台端末に向けた高校の課題

更新日:2023年12月1日


GIGAスクール構想

一人一台端末の環境整備の実施状況ですが

高校は、小中学校に比べて遅れているそうです。


それに対して

1月11日、末松文部科学省は

この環境整備が遅れている8県の知事に

電話で対応を求めたことを明らかにしたとか。


この端末における環境整備問題

私の身近では

端末を学校で統一して買わせるか

自前端末を使わせるか

という点で議論になる事が多いです。


自前端末を使う所謂

BYOD(Bring Your Own Device)

以前私が勤めたことがある学校では

iPadを自前で生徒に買ってもらい授業で使っていましたが


生徒がiPadを壊してしまった時の保証が

人それぞれで、復活に時間がかかってしまったり

アプリを授業でDLしようとしたときに

セキュリティがかかってがDL出来なかったり

1人1人の設定が異なるので

一斉に授業で使うのに時間がかかったり


などなど

運用にあたって何度も授業を

中断する事がありました。


私個人としては、

学校で同じ端末を揃え、かつ、

MDM(Mobile Device Management)

というアプリのダウンロードなどを管理する

システムを入れて使うやり方が

安全面も確保できて良いのかなと思っています。


しかし、MDMを入れた端末を揃えるとなると

8~10万円前後は端末費用がかかるので

この費用がネックになってしまいがちです。


安価で済ますことのできるBYODと

安全性が確保されるMDMの入った統一端末

学校はこの両極を見ながら

どのようなやり方が良いのか

最適解を模索中といった状況です。


iCT教育の遅れている日本において

一体どれだけ先を見越して

今後の教育体制を構築していくのか

大変、楽しみではあります。

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