先日、高校の授業で
ニュースについて話す時間があったので
生徒達に聞いてみました。
金融教育が4月から始まることを
知っていた生徒は2、3割ほどで
「えっ、そんなの始まるの??」
といった反応がちらほら。
簡単に、18歳への成人年齢引き上げや
他国との金融教育比較などの背景を説明し
「金融教育必要だと思う?」
と聞くも
「意味ないんじゃないか」
「親の世代が習わなくても出来ていることをわざわざ学ぶ必か要あるのか」
「下手な契約をする高校生はそんなにいるか」
などのイマイチな反応が多かったです。
ネットでお金を稼いでしまった高校生が
税金の申告を無自覚にせずに
後で脱税していたことに気づくケースもある
という話が生徒の方から出てきた際には
金融教育に対する一定の理解を
示すような空気にもなりましたが
彼らからすると
「また新しいことが始まるけど
どうせ大人が納得したいだけのものなのだろ」
という感覚が根底にあるようです。
割と大人界隈は
金融教育大切だよね、いいじゃない
という風潮ですが
もう少し
世の中全体で金融教育は必要だ
という流れが生まれないと
高校生達からすれば
「また変な科目が一つ増えた」
でしかないのだろうなと思いました。
多くの高校生にとっては
受験で問われる科目=必要な勉強
という思考になっています。
この仕組み、流れが
あらゆる新しい教育機会を阻害しており
大人の側がその原因を自分に見いださない
限り結局のところ何も変わらないのかもしれません。
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