総合型選抜入試塾の選び方(後編)



前回、総合型選抜入試塾の選び方(前編)

として、総合型選抜入試塾の特徴など

を書きましたが今回は、

肝心の塾選びの方法に行きたいと思います。


指導後の文書の差が大きい塾の指導

高校教師時代、塾で文章指導を受けた

生徒の文章を何度も見ることがあったのですが

その中で感じたのは、指導後の文章の質に

大きな差があるという事でした。


特に良くないものとして多かったのが、

出された課題の問いに答えず

自分の実績だけが支離滅裂に列挙されるタイプの文章でした。


そういった支離滅裂な文章を

作り上げた生徒に話を聞くと


①過去の受かった塾の先輩の文章を元に書いた

②指導者が頻繁に変わり言っていることが違った

という答えが返ってくることが多かったです。


前回にも書いた通り、

近年の総合型選抜入試の課題は

大学生の課題に近い、専門的なものへ変化していっています。


そういった変化や求められる指導力に対して

全ての塾が対応しきれていないのが

こうした指導の差に現れているのだと思われます。


指導に必要な力

では、実際にどのような力が指導に必要なのか。

私は以下の2つに大別できると考えています。


①ヒアリング力

②指導者の文章力、学術(専門)的経験


①ヒアリング力


総合型選抜入試の試験内容は、

筆記と面接が主になりますが

生徒が書いたり話したりする内容を引き出すためのヒアリング力が必要になります。


その点、同年代の大学生の指導の場合、

生徒が自分の話をしやすくなる効果が期待できます。


他方で、「大学の学びを社会でどう活かすか」

といった大学よりも先のことや

専門的な内容を問われる場合は

社会人や大学院生などの指導が適している

と言えるでしょう。


なので、もしも塾で指導者を選べるのであれば

自身が受ける大学の過去問を熟読し

生徒の性格なども加味したうえで


同年代の大学生の講師が良いか、

専門的な知見を持った社会人あるいは大学院生が良いかを決めるとよいかと思います。


②指導者の文章力、学術(専門)的経験


最近はどこの塾も、出願書類のチェックを

2重、3重に行うようにしている為

日本語のミスがそのままにされている出願書類は

減ってきているかと思いますが


それでも、文が構造的になっていないものや

論文的な書き方になっていないものが

よく見られます。


これらは全て

指導をする人間の(学術的な)記述経験の不足に

主な原因があると思います。


大学や学部によっても傾向は違いますが、

導入(小結論)⇒本論⇒結論

の基本的な論文の型や

引用の方法などは大学・学会のスタイルを

抑えておくのが無難な策と言えます。


ただ、このような大学的な常識・スタイルは

一朝一夕で身につくものではなく、

指導者の経験がなくては

気づけないことが多いです。


なので、受験する大学の求める文章レベルが

高そう(大学基準に近そう)であれば、

学年が上の大学生講師が多い塾を

選ぶと良いでしょう。


まとめ


これまで高校で

塾での指導済みの文章をいくつも見てきた

私の経験として総合型選抜入試の

塾選びに大切なことは


受ける大学の課題や生徒の特性に合った指導者を

見つけられるかどうかだと思います。


総合型選抜入試の問題は、難化傾向が続いており

対策も異なるため、受ける大学の課題を

あらかじめ見ておくのは必須です。


そのうえで、生徒の特性も加味し、

どのようなタイプの指導者が良いかを推察し、

塾にもどのようなタイプの指導者を

充ててもらえるかをよく聞いた上で

決めることをお勧めします。


あとは、もしも

文章を書くのが極端に苦手な生徒の場合、

指導者が複数にわたる塾は避けた方が良いです。


文章を書くのが得意な生徒は

指導者が複数いても指導の違いを

良い形で自分に取り入れることが出来ますが、


そうでない生徒の場合、複数の指導者は

返って混乱を招き、

冒頭に書いた実績だけを詰め込んだ

志望理由書になりがちなので注意が必要です。


まとめとしては


⑴必要な指導者のタイプを調べた上で、

塾にどのような指導者をつけてもらうかを聞く。


⑵文章を書くのが苦手な生徒には、

極力一人の指導者をつける。


以上の2点が、大切な要素になるかと思います。

参考にしていただければと思います。


もしも、うちの子供には

どのようなタイプの指導者について

もらえればよいかわからない

というようなお悩みなどがありましたら

私共の塾でもご相談に乗りますので

こちらよりお声がけ下さい。

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