元高校教師から見た、総合型選抜入試塾の選び方

更新日:11月30日




保護者世代には

まだまだ馴染みのない総合型選抜入試。


「ネットで調べてみても

今までの入試と何が違うのかよくわからない。」


とお悩みの保護者の方が多く、

相談を受けることが度々あります。


今回は、そんな総合型選抜入試の特徴と

塾の選び方について、

ご紹介したいと思います。



総合型選抜入試について

簡単に説明すると、

志望理由書と面接・小論文等

で合否が決まる入試になります。


数年前まではAO入試という名で知られ

大学によっては、

まだAO入試と称しているところもあります。

現在の総合型選抜入試の傾向は以下の通りかと思います。


  1. 志望理由書が専門化(大学のレポート化)

  2. 実績では課外活動が重要視

  3. 学校の成績だけでなく、英検、IELTSなどの学力を示す資格も必要


塾をお探しの方は、

おそらく(1)が特に関わるところなので

(1)に限って説明すると、近年の入試では、

大学の学部で課されるような専門的な力が必要な

文章課題を課す大学が増えてきています。


例えば、駒澤大学の文学部では文学作品を自由に論じる問題が課されます。




参照元:https://think.komazawa-u.ac.jp/admission/list/recommendation_a/


ここで気を付けなくてはならないのは、

読書感想文を書かないという事です。


このレポートを審査するのは、大学教授です。

であるならば、書く文章の基準も大学や学会のものになります。


この学会基準で書くというのが

受験生にとってはなかなか高いハードルになります。


というのも、近年探究学習が導入され

レポートを書く機会が増えていはいても

指導する先生側には、

学問的な知見が十分にあるとはいえないからです。


その結果、学校でレポートを書いてきた高校生たちも

学問的な力が身につけられずにいる状況が生まれてしまいます。


そこで、多くの受験生は塾を利用して

まだまだ馴染みのない総合型選抜入試を突破しようと試みるのですが

そこにも注意が必要です。


どのような塾を選ぶべきかについての詳細は、

後述しますが

まず考えなくてはならないのは、

指導者にそのような専門的知識や経験があるかという事です。


指導経験だけを謳う塾は多くありますが

指導者一人一人に果たして本当に

十分な指導をするだけの力があるかというと、

そうとも言い切れません。

  • 大学生に任せきりの塾ではないか

  • 指導者に学術的な文章を書いた経験があるか

  • その経験が十分なものか

などなど、総合型選抜入試ならではの指導者の選ぶ視点が存在します。



気を付けてほしいこと

まずお伝えしたいことは

総合型選抜入試の文章課題は難化しているので

募集要項にある文章課題をかなり早い段階から

把握しておくべきだという事です。


ICUなどでは、高校時代に経験したリーダー体験

事細かに書く課題がありますが、

ボランティアや課外活動の経験を

書かなくてはならない文章課題は

かなり増えてきています


3年生になっていざ文章課題を書こうと思っても

そもそも求められている経験をしていなくては

そこに書くものは空虚なものになってしまいます。


今そのような経験がないからといって

そのためだけに

ボランティア経験などをするのも大変なので、

どのような課題が課されるかを

前もって知っておくことは

大学選びの基準として重要な事かと思います。


大学が、どのような生徒を求めているか。

今年受験を考えている方は、募集条件と共に

この文章課題も初めに確認することを

強く推奨します


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指導後の文書の差が大きい塾の指導

高校教師時代、塾で文章指導を受けた

生徒の文章を何度も見ることがありました

その中で感じたのは、指導後の文章の質に

大きな差があるという事でした。


特に悪い例として多かったのが、

出された課題の問いに答えず

自分の実績だけが支離滅裂に列挙される

タイプの文章でした。


そういった支離滅裂な文章を

作り上げた生徒に話を聞くと

  • 過去の受かった塾の先輩の文章を元に書いた

  • 指導者が頻繁に変わり言っていることが違った

という答えが返ってくることが多かったです。


近年の総合型選抜入試の課題は

大学生の課題に近い、

専門的なものへ変化しています。

そうした変化にに対して

多くの塾が対応しきれていないのが

こうした指導の差に現れているのだと思われます。



指導に必要な力

では、実際にどのような力が指導に必要なのか。

私は以下の2つに大別できると考えています。

  1. ヒアリング力

  2. 指導者の文章力、学術(専門)的経験

1.ヒアリング力

総合型選抜入試の試験内容は、

志望理由書と面接が主になりますが、

生徒がこれまで経験したことや

今後学びたいことへの思いを引き出す

ためのヒアリング力が必要になります。


その点、同年代の大学生の指導の場合、

生徒が自分の話をしやすくなる

といった効果が期待できます。


他方で、「大学の学びを社会でどう活かすか」

といった大学よりも先のことや

専門的な内容を問われる場合は

社会人や大学院生などの指導が適している

と言えるでしょう。


なので、もしも塾で指導者を選べるのであれば

受ける大学の過去問を熟読

生徒の性格なども加味したうえで

同年代の大学生の講師が良いか、

専門的な知見を持った社会人あるいは

大学院生が良いかを決めるとよいかと思います。


2.指導者の文章力、学術(専門)的経験

最近はどこの塾も、出願書類のチェックを

2重、3重に行うようにしている為

日本語のミスがそのままにされている出願書類は

減ってきているかと思いますが


それでも、文が構造的になっていないものや

論文的な書き方になっていないもの

多く見られます。


これらは全て

指導をする人間の(学術的な)記述経験の不足

主な原因があると私は考えています。


大学や学部によっても傾向は違いますが、

導入(小結論)⇒本論⇒結論

基本的な論文の型や

引用の方法などは大学・学会のスタイルを

抑えておくのが無難な策と言えます。


ただ、このような大学的な常識・スタイルは

一朝一夕で身につくものではなく、

指導者の記述経験がなくては

気づけないことが多いものです。


なので、受験する大学の求める文章レベルが

高い(大学基準に近そう)のであれば、

社会人講師、あるいは年齢が高めの

大学生講師が多い塾を選ぶと良いでしょう。



まとめ

これまで高校の現場で

塾での指導済みの文章をいくつも見てきた

私の経験として、

総合型選抜入試の塾選びに大切なことは


受ける大学の課題や生徒の特性に合った指導者を

見つけられるかどうかだと思います。


総合型選抜入試の問題は、難化傾向が続いており

対策も異なるため、受ける大学の課題を

あらかじめ見ておくのは必須です。


そのうえで、生徒の特性も加味し、

どのようなタイプの指導者が良いかを推察し、

塾にもどのようなタイプの指導者を

充ててもらえるかをよく聞き、

入塾を決めることをお勧めします。


あとは、もしも

文章を書くのが極端に苦手な生徒の場合、

指導者が複数にわたる塾は避けた方が良いです。


文章を書くのが得意な生徒は

指導者が複数いても指導の違いを

良い形で自分に取り入れることが出来ますが、


そうでない生徒の場合、

複数の指導者は返って混乱を招き、

冒頭に書いた実績だけを詰め込んだ

志望理由書になりがちなので注意が必要です。


もしも、うちの子供には

どのようなタイプの指導者について

もらえればよいかわからない

というようなお悩みなどがありましたら

私共の塾でご相談に乗りますので

こちらよりお声がけ下さい。


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