
結論から言うと、部活動は活動実績になります。
しかし、ここには注意が必要なのでそのことについて述べていきます。
まず、大学では多くの場合、部活動の実績(スポーツの全国大会出場など)、検定試験、留学などに対して、点数表を定めていて、オートマチックに実績にたいするスコアが確定します。
一次試験の書類審査では、このスコアや、高校の成績、志望理由書や文章課題を元に審査するので
部活動も当然、評価はされます。
しかし、注意しなくてはならないのは
多くの教授達は、高校生が
「その学部を卒業するだけの資質、思いの強さ等を持っているか」
という観点で審査をしているということです。
なので、仮にA大学の法学部を受験するのに、陸上部で全国大会に行ったことだけを実績として受験する(スポーツ推薦を除く)のはかなりキツいということです。
「私には根性があります」という主張の根拠として全国大会等の実績を使う手もあるのにはありますが、多くの大学のアドミッション・ポリシーを読んでいると、根性よりは、「志望する学問に対する関心や経験」を求めるところが多いので、部活動の実績だけで勝負するのは危険です。
今、総合型選抜入試で特に見られているのは、部活動ではなく
「探求活動」です。
当然、大学が提示する検定スコアや学校の成績に対する足きりを最低限クリアする必要はあるのですが、それ以外で受験者の差を見ることができるのは
この「探求活動」になっていきます。
志望する学部の内容に直結するような「活動実績」を有し、大学でやりたいことをきちんと文章や面接で伝えることがきる生徒が、総合型選抜入試でも良い結果を得やすい。
※部活動で良い結果出してれば大学入試は大丈夫と思っている人は注意してください!!
大学では専門的な学問を学ぶ所です。
「きちんとやりたいことを見つけ、探求活動として何か行動をしておく」
ことを部活動と平行して行い、本当にやりたいことを見つめ直してください。大変かとは思いますが、部活動とは別にやっておくことをおすすめします。
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