これまで勤めてきた3校の高校のうち 2校は全面に海外留学を謳った学校でした。 そんな環境で高校生達を見て感じるのは 高校生年代で海外へ行くことの 精神面で与える影響の大きさです。 特に誰しもが海外で体験する 差別に対する対応や心構えが、彼らの成長を促しているように感じます。 留学から帰ってきた生徒から 現地の話を聞くと、たいてい差別を受けた話をしてくれるのですが 中でも私が印象に残っているのは、 現地校のクラスメイトからりんごを投げつけられた事があると言っていた生徒の話です。 彼はその時に りんごを投げ返し応戦したのですが その行為がきっかけで周囲から認められ 友人ができるようになったそうです。 「あの時、りんごを投げ返してなかったら 俺の留学は終わっていた。」 そうしみじみと話す彼の姿は、 高校生ながら逞しい大人のように見えました。 どの生徒も何かしらの差別と直面し 自分なりの答えを見つけ出すということを 留学の中ではやっていきます。 日本で人種差別に晒されたことも 海外にどれほどのレベルで差別が存在するか考えたこともない高校生が このプロセスを経験することで 社会で生きていく上での経験値を大きく高めます。 荒療治のような感はありますが 精神的に大きくタフになる高校時代の海外留学は 今後も周知されていってほしいコンテンツの一つです。
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