文科省、学校図書館に新聞を置くのに190億円投入

文部科学省は1月24日に
図書館整備を目的として2022年度からの
5カ年計画を策定しました。
具体的な中身はというと、
本を新しいものに入れ替えることに加え
新学習指導要領でも活用される
「新聞」
を公立小中高校全ての図書館に複数紙置くことが 都道府県教育委員会に通知されたそうです。
小学校は2紙、中学は3紙、高校は5紙
置くために5年間で
190億円の地方財政措置を講じる
ということになっています。
この新聞を複数紙置く背景としては
・選挙権年齢の18歳以上へ引き下げ
・民法上の成人年齢、18歳へ引き下げ
によって児童生徒が社会の課題を
多面的に判断する必要があるからだとしています。
私も「NIE(Newspaper in Education)」
でニュースを使った授業を行い
今もNewsPicks(ニュースアプリ)を
高校の授業で使っていますが
正直、これまで文科省がGIGAスクール構想で
パソコンを一人一台持つ環境を整えてきたのに
「今更、紙を使うの!?」
という感想を持ちました。
以前勤めていた学校では、
当初NIEで生徒に新聞を持たせていたのですが
生徒が電車など日常的にニュースに触れることが
出来るほうが良いという事で、
NewsPicksを使うようになりました。
(生徒からの反応も上々でした)
新学習指導要領を根拠に
新聞を生徒に読ませるのであれば
新聞のデジタル版などを
採択してほしかったなと思います。
紙の新聞の良さの重々承知していますが
今の子供たちの特性を見ていると
オンライン図書館や、新聞のデジタル版などの
スマホでも見ることのできる環境整備
を目指してもよかったのではないでしょうか。