探究発表から見る探究の現在地


年度末ということで

各学校で探究発表が行われています。

私の勤める学校でも他校との合同発表会を

オンラインで実施し

生徒たちはこの一年間で取り組んだ内容を発表してくれていました。


そういう時期なので

教育関係で働く仕事仲間の人達も

同様に探究発表の場面に出くわすことが多く、

どうだったかという話をよくするのですが


全体的な探究の傾向として

何をしたいかの研究動機が不明瞭なまま

周囲から好評を得やすいテーマを選ぶ生徒が多いような気がしています。

(私の主観です。)


発表自体はスライドも上手く、

わかりやすく説明をしてくれているのですが


見せ方が上手な発表ほど

何故この研究をしたいのかが見えてこず

穿った味方をすれば、

「評価を得るために内容を考えてない?」

と感じてしまうものが多くあります。


実際、生徒たちに話を聞いてみても

先生の意見や社会ニーズ、SDGsとの連携を

意識してテーマを決めることが多いようで


「自分がやりたいと思うことを徹底的にやる」

までは行ってないんだなと感じます。


ただ、自分の大学院時代の研究テーマ選びも

相当悩んで決めた思い出があるので

それを高校生に無理強いするのも違うのかなとも思いつつ、


やりたいことを考える苦悩を経ずに

それなりのものを作り上げる技能が高まっていく今の子達もどうなんだろうなぁ〜

と考えた次第でした。


恐らく

・自発的な研究動機を見極める

・他者に伝わるように作り上げる

といった内と外のバランスを保った姿が

当初の目的イメージとしてあると思うのですが、

現状は他者評価の方に比重が傾きつつあります。


今後学校では

自分が何をしたいかの部分を

対話の時間を通して考える必要があるのでしょうが、そこにはまだまだ時間がかかりそうです。


しかし、生徒の発表スキルは

ドンドン高まっていて

すごいなぁと感じる発表が数多くありました。

自分の思いや考えを伝える力は

確実に培われているのだと思います。


5年後、10年後、どんな姿になっていくのか楽しみです。

閲覧数:2回0件のコメント

最新記事

すべて表示