外部委託を進めたいけど進まない学校
更新日:2月11日

最近、学校では
先生達の仕事量を増やす要因の一つである
部活動を外部委託する流れが見うけられる
ようになってきました。
部活動でコーチを派遣する
人材派遣業者もいくつかあり少しずつですが、
確実にアウトソーシングする方向性にシフトし
先生のブラック環境は改善の道に
進んでいるようにも見えます。
ただ、それでも学校予算からすれば
部活指導をアウトソーシングするための予算は
未だ十分でなく
今後更にこの流れを加速させるには
抜本的な経営の見直しが必要なのだと思います。
実際、OECDの調査によれば
国や自治体が払う公的教育費は、
日本は世界で113番目に低いという結果が出ています。(公的教育費の比率はGDPに対して約3%と最低水準)
教育の基軸となる公的教育費が
あまりにも低い日本で、先生という仕事が
ブラック扱いされるのも頷けます。
部活動、プログラミング教育、英語教育、探究活動、課外活動、PBL、性教育、金融教育、メディアリテラシー教育、、、
教育の質向上に向けて
様々な教育の必要性が叫ばれていますが
それら全ての導入にはコストがかかります。
部活動のアウトソーシングなど
本当に少しずつ、外の組織を取り入れた教育が
推進されるようになってはいますが
まだまだ足りません。
その不足に対して
日本は裕福な家庭のみがコストを支払い
機会提供が行われています。
(家計の教育費にかける割合は日本は世界で
4番目に高い)
学校ではなんとか教育機会を増やそうと
予算が十分ではない中、先生達が
プロイベートの時間を削り(コストを払い)、
なんとかやりくりをしているような状態です。
教育現場をいくつも見てきましたが
今のままでは先生も学校も
完全なる機能不全に陥ると思います。
先生や学校の状況を改善するためにも
外部から教育を変えていく働きが
必要になるでしょう。
私もその一部として
何か貢献できたらなと思い、
日々活動を行っていますが、道のりは険しそうです。
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