1月25日に文部科学省科学技術・学術政策研究所
が発表した「博士人材追跡調査」による
博士課程を修了した人の翌年度年収が
あまりにも低い事に驚愕しました。
・医師、歯科医師⇒1200万~1500万円未満
・工学⇒400万~500万円未満
・社会科学、理学⇒300万~400万円未満
・人文科学⇒100万~200万円未満
医師が高いのは頷けますが
人文系の年収がなんと低いことか。。
お金がすべてではないですし、
やりたいことをしに大学院には行くもの
だと思っているのですが、
博士課程を修了し、30歳近くになって
収入がこんなにも低いと
選択肢としては選ばれにくいだろうなと思います。
それに伴い、日本の研究の質も
恐らく低くなっていくのでしょうが
いんですかね。
なぜなのか、
日本では教育にお金をかけないことが
スタンダードになっています。
国の利益を考えると、教育機関、研究機関へ
もっとお金をかけても良さそうなものですが
そうしません。
ちなみに、世界で見た教員の院卒率も
日本は他先進国に比べて遥かに低いそうです。
日本では学部卒で1流企業に就職する方が
大学院進学より遥かに価値がありますし
「何をするか」よりも
どんな会社に所属するか
どんな職業に就いたか
が重視されます。
こうした風潮は日本の教育観を示す
一側面なのかとは思いますが、
こういうところから変わっていかないと
日本の教育は変わらないのでしょう。
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